施設長挨拶

当施設は、恩方病院、陵北病院に続いて、平成八年、医療法人永寿会により設立されました。高尾山麓の緑に囲まれ、静かで恵まれた環境の中で、ゆったりと心身両面のリハビリに励んで頂ける施設です。

病気や怪我などの後遺症によって生じる麻痺や筋力の低下といった身体的機能の低下は日常の生活を著しく不自由にします。また、私たちの誰もが避けられない加齢に伴う身体的、あるいは精神的能力の低下は、今までの生活スタイルに支障をきたし、ご家族も巻き込んで、従来の日常生活を困難な状況に致します。私たちは、医療、看護、介護、栄養、リハビリのスタッフが職員全員と一致協力して、現在の状態を少しでも改善し、残る能力を最大限に活用、維持することで本来の元気を取り戻して頂くように努めています。

施設を御利用になるひとりでも多くの方が、住み慣れた我が家に元気に退所され、地域社会の中で、はつらつと元の生活を取り戻して頂くことが私たちの何よりの喜びであり、使命だと思っています。このことこそ「ゆうむ」を創設された故 川添 勇 先生の志に沿うものと信じます。

「優しい夢、遊ぶ夢、夢を育む施設でありたい。」というのが介護老人保健施設「ゆうむ」の名前の由来と伺っています。職員全員で利用者の皆さん、ご家族の皆さんが、明るく、楽しく、安心して療養に専念出来る施設を目指して頑張ってゆきたいと思っています。

施設長 田口 洋